社会派かなと思いきや、意外と笑えるシーンも多いし、KKKのメンバーが相当にトンでる人たちなので「笑うしかない」です。ただ、「殺す」という短絡的な思考が恐ろしいですが。ヘイトで生きてるようなものですからね、KKKの人たち。それが世間的にも少なからずまかり通っているのだからおかしな話です。
本当に、この時代黒人がどれだけ差別されていたかが良く分かる。
今もなお、黒人差別は行われてはいますが、この時代が最も生きづらいものだったのではないかなと思います。それが、少しずつなくなってきたと思っては今になってまた表出し、結局のところ、少しずつしか僕たちは変わってはいけないのだなと思います。
説教臭いとか現政権への批判とかいろいろとあるでしょうが、ラストに主人公が言い放った言葉は最高にスカッとします。あの瞬間は「ご高説を聞かせてもらってなんですけど、なんだ、おまえ、何にもわかってねえじゃんw」と思いましたし。
現実問題は人種間だけでなく、ジェンダーフリーや色々と新たな問題に直面してきておりますが、それらもまた紆余曲折経て「完全に無くなりはしない」にしろ改善され少しずつでも変化してくればいいなと思います。