存在のない子供たちのmokumokuのレビュー・感想・評価

ゼインの裁判所での両親への要求。この一言に尽きる。子供にこんな事を言わせるなんて‥

とにかくゼインの壮絶な体験を追っていく、ただ重いとだけでは言い尽くせない本作。僅かな光が見えたのか見えてないのか、ゼインの笑顔に癒されながらもやるせなさが残る複雑な余韻に涙が止まらなかった。

主演のゼイン君の密着ドキュメンタリーかと思わせるほどの自然な演技が素晴らしい。ラストカットでゼイン君の虜になってると気付かされること間違いなしの非凡な魅力。俳優としてやっていってくれたら嬉しいな。