『ケン・ローチにはまだ足りない』
子供の自然な振る舞いを掬い取る天才かなんかですか?
ゼインが鏡に写したアニメをヨナスに見せ、音がないから代わりにセリフ当てて聞かせるシーン。矢継ぎ早に出てくる言葉…
辛い...。家族って何だろうな。血の繋がりより心の繋がりなんじゃないかと思ってしまうね。ゼインは正義感が強くて面倒見がやよくて自分より小さい子を優先してあげてめちゃくちゃいい子じゃん。ゼインととヨナ…
>>続きを読む実は最初、この作品を観るのをためらってしまった。余りにも酷い内容の作品なのを何となく知っていたからだ。主人公の少年(ゼイン)は親より優しい気持ちの持ち主。妹(サハル)を何とか守りぬこうとする為、ふた…
>>続きを読むあの親よりよっぽどゼインの方が大人だと思う
妹の下着を洗ってあげ、逃してあげる手配までして
殺されたとわかったら真っ先に迷わず殺してやるとナイフを掴む彼の方がよっぽど覚悟や責任がある
お世話にな…
映画の「中」で語られたこととは別に、映画の「外」に宿る1つの現象として、女たちにとっての少年という存在の不思議さがある。
かつてそれは、僕にとって苛立ちでしかなかった。男たちの造形する少年が、紛れ…
「ドイツ零年」「緑色の髪の少年」「大人は判ってくれない」「少年」「都会のアリス」「E.T.」「ミツバチのささやき」「霧の中の風景」など、子どもが主役の名作映画は数多くあるけれども、この映画の主人公の…
>>続きを読む終始、胸が苦しくなった。
主人公の男の子、ゼインの逞しさと健気さは、この救い様のない負の連鎖の世界でひと筋の光に見える。
そして彼は賢い子だと思う。愛のない場所で愛を持って生きている。
「育て…
(C)2018MoozFilms