Lily

存在のない子供たちのLilyのレビュー・感想・評価

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
4.5
ずっと観たかった今作が先日Netflixで配信開始されたということで鑑賞
主人公は「僕を産んだ罪」で両親を訴える

教育を与えず、自分は働かないのに子供を働かせ、金のために娘を売る両親を訴えた 正確な年齢も分からない約12歳の主人公ゼイン

人身売買が行われ、少年少女たちが必死に働き、水もないまま薬を売ったりして子供だけでその日暮らしの現実。終いには家を追い出され、家もお金もない始末。そんな中でも身寄りのない赤ちゃんを養うゼイン。

育児という責任を放棄し暴力を振るう両親、1人で必死に生きるゼイン、鑑賞中は胸が締め付けられる想いだった。
中東問題、移民問題、貧困、売春、虐待、今も起こっている現実から目を背けてはいけない。知らなくてはいけない。
しかし、知るだけですぐに何も出来ない自分がもどかしい。

21・055
Lily

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