自己満

存在のない子供たちの自己満のネタバレレビュー・内容・結末

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

世話できないなら産むな

「子どもは支柱」という父親の発言でなぜ貧困家庭が多産なのか少し納得出来た台詞


貧しいのに子どもを産む

「育てられないのだから控えるべき」と考えられるその思考力や想像力というものは恵まれている環境だからできるものなのかもしれない

一般的に貧困層というものは考える力や先を見通す力が高くないのだと思う
常に今を生きている

『 ケーキを切れない非行少年たち』の続作として『どうしても頑張れない人たち』という本があるが 努力というものはそれを成し遂げる環境が整っていてはじめてできるものなのかもしれない

とにかく移民問題について考えさせられる映画だし日本に存在する貧困についても同時に考えさせられる

以前戸籍のない人たちという特集をテレビで見たことがある
記憶が曖昧な点があるが戸籍がないから働くこともでぎず福祉に頼る事すらできない 戸籍を作るには相当の労力が必要で厳しいものだった

そして移民問題は日本も例外でなく
入管で亡くなってしまった事件を思い出す
様々な事情があって結果的に不法滞在となってしまう場合もある それは死に値する罪なのか
自己満

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