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存在のない子供たちのAIのレビュー・感想・評価

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
4.3
戸籍のない子供たち、隠されて生きる子供たち

存在のない子供たち

人身売買、強制結婚、育児放棄、虐待これは社会問題であり、全ての大人に向けられる問題

愛も戸籍も与えられない子供は
幼いながらに多くを考え生き抜く為に苦しむ。

「生まれてこなきゃよかった。
両親を訴える。僕を産んだ罪で。」

無責任。そんな大人たちに対する怒り。

血の繋がり、国籍、年齢は関係ない。愛が在ればそれが本当の家族。

少年ザインを演じたゼインは実際の難民で家族とレバノンから逃げてきた。学校にも通えず平和を望んでいた。
監督と偶然会って映画の主役になったゼイン。そこで彼の生活は変わっていった。
国連に認められ家族とノルウェーに住みで学校に通っている。

これは全てリアル。嘘だと思いたい事が自分の知らないところでは起きている。現実的に感じる為に沢山の大人が観るべきだしこれから大人になる子供たちにも観てほしいー
瞼がぷくぷくになるほど泣きました。
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