レバノンの女性監督ナディーン・ラバキーの作品。
テーマからしてすごく重い鬱映画だと覚悟して鑑賞しましたが、希望が感じられる素晴らしい作品でした。
彼らの暮らしは決して物質的に恵まれているわけではありませんが、それが日常であり、世界各地にこのような場所や生活が存在しているのだと思います。
出演者のほとんどが実際の難民や不幸な境遇の方々ということですが、真に迫る演技に引き込まれました。
不謹慎かもしれませんが、レバノンのスラムの街並みは生命感がみなぎっていて、とても魅力的でした。
良い映画を観れて満足です。