ユーリ

存在のない子供たちのユーリのレビュー・感想・評価

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
5.0
これは素晴らしい‼️
今年の私のベスト1になりそう。
レバノンのド貧困の生活。子供たちは次から次へと計画なく出産されていく。しかし、その後は?働けない、或は働かない両親の代わりに働いて働いて働いて働く。そんな家庭の子供たちは出生届も出されてはおらず、この世の中で透明な存在だ。
存在が初めて認められる時、それは罪を犯した時だというものすごい皮肉。

子どもの存在は何かということを考えさせられる、国も時代も越えた普遍的な作品。

主役の少年が魅力的でこのキャスティングは奇跡的。
重い内容ではあるけれど、希望も感じられる作品。今年必見の作品。
ユーリ

ユーリ