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存在のない子供たちのGKのレビュー・感想・評価

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
3.8
『天気の子』では「都会は冷たい。居場所がない」みたいな感想がチラホラ見られたけど、その比じゃない過酷さ。
両親は、子どもはたくさん産むがお金がかかるからと出生届を出さず、学校にも生かせず働かせる。
そして家出をしたら誰も助けてくれない。出生届さえないのだから、社会に存在しないことになっている本当の孤独。

ゼインは本当のシリア難民の子役が演じているそうで、彼にしか表現できない「目」が印象的。いい演技だったなーと思うときは、だいたい「目で語っている」ことが多いような気がする。

あと日本の社会福祉レベルは相当高いのだと実感した。
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