備忘録

存在のない子供たちの備忘録のレビュー・感想・評価

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
5.0
言葉が出てこない。

貧困、絶望的な環境、違法移民、人身売買、強制婚約、世界の残酷さ。日本ではあまりないものだが、世界にはどれだけこれによって苦しんでいる人がいるだろうか。1つ取っただけでも重い。
そんな中で生きる少年が両親を「自分を産んだ罪」で訴える。

「心がないのか」 「世話できないなら産むな」ゼインの言う言葉はどれも重い。そして彼の冷めた目や表情にはすごく圧倒される。

そしてこの映画のキャストの殆どがこれに近い境遇の演技素人の方々らしい。彼等が流す涙や訴えは映画上だけではなく本物なのではないか。尚更考えさせられる。

最後のゼインの表情が忘れられない、
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