子供を産み育てる責任について考えさせられる。
自分を産んだということで、自分の両親を告訴するシーンから始まります。なぜそのようなことをしなくてはならなかったのか。観れば痛いほどわかります。
子供を稼ぎの一つの手段として考えない世界。怖い。
自分の誕生日も知らない、自分の存在さえも認められていない、12才の子供が、妹を守ったり、見ず知らずの赤ん坊を責任を持ってみている。
一番味方になってくれる存在である”家族”のことを大事にしないで、何を大事にして生きるのだろう?
必死に生きるゼインが愛おしくて、なんとかしてあげたい気持ちでいっぱいでした。決して派手な映画ではなくて、辛いシーンが多いのですが、ドキュメンタリーのようなカメラの撮り方、出演しているキャストの素晴らしい映画にひきつけられました。
子供を産み、育てようとする全員が観るべき映画。