コロナ再開後の再映に感謝しつつ。
もう本当に理不尽な中でも、優しさを忘れず、家族を大切にし、懸命に生きる彼に、色んな想いが胸を過ぎる。
教育を受けさせてもらえなくても、彼はとても聡い。
それは生きていく上で必要なことでもあったのだろう。
彼の底の底を見つめているような諦念の目は、バハールの涙の彼女のそれを思い出させる。
この世の中にあまりにも沢山の理不尽が溢れている。
両親の浅はかさに確かに呆れるけれども、事はそう簡単じゃない。
いくつもの原因の上の、この環境に、どう世の中を良くしたらいいのか、できるのか、思いを馳せる。
ゼインの叫びが胸に響く。
そしてこれが創作されているなんて、ただただ感嘆。