シエル

存在のない子供たちのシエルのレビュー・感想・評価

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
4.5
観終わった後、何かが残る映画だった

『育てられないなら子供を産むな』ということ

これは映画を観れば分かるけど、余程の運が無い限り身分の証明さえ出来ないほどの貧困から抜け出す事は出来ず、貧困は連鎖していく。

親はそれを見て見ぬふりをしながら自分の手足を増やす為に子供を作りそして産む。
そしてその子供はまた親と同じ事を繰り返す。

これを変えるには個人の力ではとても無理で
地域や国が変えようと努力しなければ、世界中でゼインのような境遇の子供が生まれてしまう。

これは本当にどうすべきか考えさせられた映画だった