アップグレードのココのレビュー・感想・評価

未来版寄生獣。メカメカしいアクションの画は非常によいんだけど、脚本が甘い。設定的に「パワーは人間が出し得る理想値(つまり人間の領域を激しく逸脱はしない)にとどまるが、ひたすら隙がない」となると思うのよ。いくら電子制御とはいえハードは寝たきり人間の肉体なので、サイボーグの殺し屋を倒させるなら相応の策が欲しかった。逆に女刑事がそれなりにやり合えてしまうシーンでは弱すぎる。盗聴を許したりスタンガン食らったりね。その辺りに脚本の都合を感じてしまったのが残念です。