予想以上に面白かった！
アップグレードってまた人間の意識をアップロードとかまたその手のストーリーか、なんて思ってましたが。
近未来。自動運転の車が走り、家の中のこともすべて自動化されている世の中。
主人公のグレイはそんなに世の中だからこそか、レコードで音楽を聴き、自分で手入れのできる古いスポーツカーに乗る。仕事もそんな古い車の修理を請負う仕事だ。妻が最先端技術を扱う仕事とは真反対。
妻アシャの夕食にピザを「作る」でなく「刷る」というなんとも言えない表現。
妻のライバル企業のオーナー、エロンに修理をした車の納品した帰りに暴漢に襲われ妻は殺害、自分も寝たきりの状態になる。最愛の妻に死なれてグレイは生きる気力を失う。
動けなくなったグレイにエロンは自分が新たに開発したチップ(ステム)の埋込み手術をしてみないかとグレイに告げる。
退院後ドローンが現場を撮影するも犯人の手がかりさえ掴めていない警察にグレイは業を煮やし、エロンの申し出を受ける。
ステムは動かなくなったグレイの首に埋め込まれ、脳の信号を四肢に伝達してくれる。
グレイは埋め込まれてすぐに動けるようになる。この動き方がほんの少しだけ機械的。
微妙にカクカクとした動きがグレイでないステムによることだと感じさせてくれる。
しかもステムはグレイに話しかける。驚くグレイだがステムのアドバイスで犯人のヒントを得て、犯人追跡が始まるのだが…。
ステムのアドバイスで妻の犯人探しに動いたけれど、自分の意志とは思わぬ展開に戸惑うグレイ。最後の最後までいい意味で結末裏切ってくれた。時間的にもテンポもちょうど良かったと思う。
ただステムの人の殺し方はちょっとエグくて(ってパラベラムもそうか😅)指の間から見た感じ
