トランスマスター

アップグレードのトランスマスターのレビュー・感想・評価

アップグレード(2018年製作の映画)
4.0
♯176 近未来SF『エントリープラグを差し込む場所にマイクロチップを埋めてみた。』

自動運転が商品化されスマートホームや非接触ディスプレイやキーボード、監視ドローンが街を録画している近未来。
自動車修理工の主人公は富豪のクライアントのトランザムファイアーバードを修理して妻と共に持ち主に届ける。その帰路で自動運転車が制御不能になりクラッシュし車は大破。そこに現れた集団に妻を殺害され、自身は脊髄損傷で半身不随になってしまう。そこでトランザムのオーナーから秘密を守ることを条件に再び車椅子に頼らない生活を送れるようマイクロチップを埋め込まないかと提案を受けるストーリー。

◆良い点/注目ポイント
・SFといえどもほんの5年後位の設定なのでファッションや車や家電が現代とそれ程変わっていない点が良いです。またワイヤレスな吊り橋もスッキリとしてとてもシンプルでした。
・覚醒したNEOの素手ゴロアクションは本家『マトリクス』を超えた強さです。
・黒幕の存在は意外でした。

◆改善点
・無し。

◆総括
・少ない登場人物で設定もわかりやすくとても親切な映画です。
敵のナノロボットの飛沫アタックはコロナ禍ではタイムリーな攻撃方法です。

-2020年 176本目-