びーとにく

アメリカン・アニマルズのびーとにくのレビュー・感想・評価

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)
3.6
「これは事実を基にした映画ではない、真実である」冒頭のフレーズが響いたおかげでどっぷりはまれた

素人の稚拙な強盗だからこそハラハラする、人によって記憶の違いがあるのとか想像と現実での強盗シーンの違いがとてもいい、おじいさんに変装する意味、エリックの存在理由、意味のないものが描かれているからこそリアルなんだなぁと

彼等はその先にある何かを求めた、絶対に押してはいけないと書かれたスイッチがあったら押してしまう人間がいるように、想像力が足りないのではない、むしろ安寧な人生があるのがわかっているからこそ破滅に向かう、行動理由はお金でも刺激でもなく今ではない別の場所に行ってみたかったのだろう

これは誰にでもある感情だと思う
びーとにく

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