なんて優しい作品〜!
アメリカの子ども向け番組シリーズ「Mister Rogers' Neighborhood 」の制作・司会を務めた、フレッド・ロジャースのドキュメンタリー。
彼が子ども、というか人間をすごく愛していたんだなというのが伝わってきます
どう表せば良いか分からない感情とか
未知の物事に対する不安や好奇心とか…
それらは普遍的なものだから、
観ている私たち大人にも寄り添ってくれているようで、とても心安らぐのです。
驚くのは、子ども番組で「死」を扱うこともあったということ。
普通「殺す」なんて言葉、子ども番組で出てこないでしょう…!
事件があって大人が悲しいとき、世界が悲しんでいるときに、
子供を決して置いてけぼりにしない。
「隠さない」って、
そういう愛情表現があるのか。
刺激とスピードで溢れる今の時代、
というよりずっと前から、
彼のような静かで穏やかな優しさ・純真・愛は世間に受け入れられづらい、という事を感じます。
批判すらされてしまうんですね。
彼自身子どもの頃からいろいろな声にさらされながらも、
「僕は君が大好きさ」
「そのままの君が大好きさ」って
誰しもが欲しい安心感をくれた、そんな
自分を信じる強さと
人間の本来の善を信じる優しさに、
救われる思いでした。
やさしい気分になれるので、心がささくれた時に是非。
アマプラで観れます。