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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のyuのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

●最初は大泉洋うざすぎると思って見るのやめようかと思ったが、段々と飲み込まれていった。

●最初は正直図々しくて我儘でなんて気持ち悪い主人公なんだという感情を抱いたから(美咲も最初同じような感情抱いてた気がする)大泉洋演技上手いんだなあって思った(上から目線みたいなコメントだけど、本当にそう思った)

そして、最初に抱いた感情は現状を知らないから言える話で、ちゃんとその人の病気を知り、人の手助けがなぜ必要なのかを映画を見る中で知り、この感情は無くなった

鹿野さんは人の手助けが無いと生きていけない。
生きていくための選択肢として、家族の介護か、施設に入るかしかないと思われていた。
しかし、鹿野さんは第3の選択肢を選んだ。

沢山のボランティアを集めるのは容易では無いが、限りある人生を自由に生きて自立生活をしていくには必要不可欠な存在だった。

自由に自分の体が動かせるならば、好きな時にバナナが食べられるし、好きな時に寝返りもうてる。
夜更けに鹿野さんからバナナを求められてボランティアは「こんな夜更けにバナナかよ」ってなってたけど、自分がもし夜中に何か食べたい!ってなったら自由に買いに行けるんだよなあ。

鹿野さんはそれができない。
我儘にも見えるけど、それは自分が自由に体を動かせるからなんだよなって思った。

難しいわ。

私はまだまだ知らない事だらけで、知りもしてこなかった事だから沢山の発見があった。
勉強しようと思った。

●人工呼吸器を付けている人の裏側が知れた。
(痰の処理のために普通に繋ぐだけでは生きていけないと知った)

●映画では描かれていない本当の裏側の部分もあるだろうけど、とにかく学ぶことが多かった。

●自由に自分に正直に人生を生きろ
って言ってる気がした。
(特に田中くんのところ)
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