よるこ

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のよるこのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

筋ジストロフィー症候群で20歳まで生きられないと宣告された鹿野は、親や家族、病院の世話にならずにボランティアと共に生きる事を望み、自宅介護を受けながらわがままに、夢を持って生きていた。
ある日ボラの一人・医大生の田中くんの彼女・ミサキちゃんを新しいボラだと勘違いして、気に入り、好きになってしまう。
それぞれ悩みや秘密を抱えた恋人2人はすれ違い、一方鹿野とミサキちゃんの間には絆のようなものが生まれていく。

心臓が弱り、人工呼吸器をつけても壁を乗り越えていく鹿野。医者になるのを辞めようと悩む田中くん、嘘だった教育大生を本気で目指すことにしたミサキちゃん、みんな鹿野を支えながら影響を受け、前に進んでいく。

どこか可愛げがある鹿野は大泉洋演ずる由縁にあると思うけど、家族を犠牲にしない、生きるために人に頼る、その自由で闘う生き様は素晴らしいと思った。
よるこ

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