観たいなーとは思いつつなんとなく後回しにしてしまっていたこの作品。
三浦春馬さんのニュースを聞いて観ずにはいられなくなりました。
三浦春馬さんのこの役、とても繊細な役で、彼と鹿野さんの会話にも、はっとさせられる言葉がいくつもありました。
笑いあり、深さあり。大泉洋さんの演技にはもう毎度驚かされます...
また、高畑充希さんの演技も女優の中で抜群ですよね..
三浦さん、高畑さん、大泉さんの3人のキャラクターがすごくマッチしていて、とても引き込まれました。
鹿野さんがだんだんと可愛く見えてしまったり、おもしろかったり、
素敵な男性に見えたり、、憎めません。
介護の大変さと、大事さというものを改めて考えさせられました。
もし自分だったら、親戚でもない知らないおじさんの介護なんかできるだろうか。やったとしてもただの偽善者かもしれない。
でも、鹿野さんの周りには偽善者でも他でもない、鹿野さんのことを愛し、大切にしている人がたくさんいました。その人達の日々の援助で鹿野さんは自由に生きられているのですが、逆にボラの人達も、鹿野さんから学ぶことや、もらうものがたくさんあったと思います。
困っている人を助けてあげたい。
そんな、生ぬるい覚悟と絆なんかではない関係が、鹿野さんと’’家族’’にはあるのです。
ただ’’温かい’’だけではない映画です。希望も、愛も、現実も、別れも。
命の重さと、愛の深さがとても繊細に描かれていると思います。