みさと

モンパルナスの灯のみさとのレビュー・感想・評価

モンパルナスの灯(1958年製作の映画)
3.6
午前十時の映画祭のラインナップと言うことで、特に内容も調べず(せいぜいジェラール・フィリップが主演ぐらいしか知らなかった)最初に「史実に基くが事実ではない」と出るので、ああ誰か実在の人物ネタの映画なんだなあと思ったのが最初。
すぐにモディリアーニの映画だと判明するけど、個性的な画風以外はやっぱり知らないで見てたらいかにも不遇で、ああ…と思ってたら、悪魔のような画商が不吉なことを言ってフラグが立って、そのフラグが折られることもなく展開していく物語は胸苦しさを覚えるばかり。
主人公やヒロインは大変見目麗しく、ある意味それだけが救いだったかも。
鑑賞後、軽く調べてみたらヒロインであるところのモディリアーニの妻も彼の死後、間もなくあとを追ったと知ってうわぁ…となってしまいました。
その事実が件の画商を生み出すことになったのかな?
モディリアーニのウィキには買い叩いた画商の存在は明記されてなかったので詳細は不明ですが。

余談ですがジェラールさん、フィギュアのランビエールに似てる気がして、あの辺の美形はやっぱ似てくるのかなと思った次第。
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