百田尚樹さんのファンで原作は読んでた。
素直に感動した。
いつか映像で表現されたのを観たいと思いつつ数年。
この度、保守党に入党したので目出たく鑑賞。
という動機。
やはりと言うか、とても文学臭が漂っているし、活字だと気にならない言葉も映像にすると悪く言うと陳腐に聞こえてしまうことがしばしば。
小説は頭の中で自分勝手に風景や姿形を想像しながら読み進められる反面、映画は見えるもの語るものを表現しなければいけない、当たり前だけど。
特にこの映画でそれらが気になってしまったのは恐らく監督の気負いだったのでは？
って思った。
自己犠牲の精神世界はあまりにも打算的な自分では計り知れない崇高な想いで、きっと大切な自分の子供に対して何かあった時、喜んで自分を捨てられると断言は出来るが、いざその時になってみるとどうなるのか正直言って想像がつかない。
それと、最後、あえて運命に逆らうことをしなかった彼女の選択も崇高である。
そして改めて映像として見てみると、残された彼女が不憫でしょうがない。
僕も自分を犠牲に出来るほどの人と愛し合ってみたかった。
きっと来世では。。。
