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フォルトゥナの瞳のfのネタバレレビュー・内容・結末

フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

実はもともとそこまで期待をしていなかったのだが、案外最後らへんは少しうるだった。

神木隆之介、有村架純 役者。
神木隆之介は全般的に、有村架純は、指輪を見た瞬間の反応が自然で実際に込み上げた感情がそこにあったようにみえた。

飛行機事故の回想割と出てくるなと思ってたら、最後に女の子の正体が明らかにされ、納得。

「フォルトゥナの瞳」を持つ人がどのくらいの割合で存在するのかには触れていなかったが、同時期に2人も会うのは偶然が過ぎると思った。まあ「運命」なのかもしれないけど。

最後、神木隆之介演じる役が死んだ瞬間、あの姿勢は抱きしめる演技に繋げるための演出かな。実際に人が死んだあと、あの姿勢のままで少しいるってあることなんだろうか。

あと記憶って、多分自分にとって衝撃的なことが濃く記録されるから、良くも悪くも時が経つにつれ変わるよね。だから曖昧なもの。

以下、2回目鑑賞後。
結末を知ってから観ると、有村架純の立場を知っているので、ひとつひとつの反応に納得がいく。

最後、神木隆之介演じる役の死因は事故を防いだことではなく、その代償。「フォルトゥナの瞳」を持っていなければ、同じことをしても命は無事だった。でも事故が起こることは、その瞳を持っていないと分からないんだよなぁ。

神木隆之介と志尊淳演じる役同士が、徐々に互いに尊敬するようになっていくのは観ていて気持ちが良い。

一日に9000回何かを選択している、という事実を改めて自分に当てはめて考えると面白い。一個ずつ数えてみたくなった。
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