1918年戦時下のフランスで命を助けられたアルベールと、アルベールを助けた時に鼻から下に重傷を負ったエドゥアール。
その後の2人と小さな女の子との共同生活を語るアルベールの記録。
フランスらしいコミカルさで描きながらも全体を通して反戦のメッセージが強く込められた作品。
美術の才能があったエドゥアールが重傷の顔を隠すため自ら製作する数々の仮面が素晴らしくてその映像美に目を奪われた。
戦争に関わったものと父親に対し復讐をするエドゥアールがひと極煌びやかな仮面で父親と再会するシーンは悲しくも美しく忘れられない。
ストーリーも映像も群を抜いてセンスがいい。