戦争で国の為に戦ったのに酷い待遇…暗く悲惨な物語なのに、フランス映画特有の描き方というか達観したような感じで描くので悲劇なのに喜劇のようで重い話が少し軽くなっていて観やすいです。
淡々としつつも戦争のシーンは、過酷な状況を鮮明に伝えていました。
詐欺の話が始まるまで、前置きが長いです。その辺の話になっても寄り道がけっこうあるのでテンポはちょっと遅いかなと感じました。
哀しいのだけど爽やかさがありますし、あの人はあの選択しかなかったんだろうな…。
重要そうに見えないエピソードが、伏線となり終盤に活きていたり構成も巧みでした。
私の好きなタイプの映画ではないのですが、観終わって良い映画だったと確かに思った作品でした。
まとめの一言
「心の仮面」