オヂサン

Miss ライアーのオヂサンのネタバレレビュー・内容・結末

Miss ライアー(2017年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

邦題とジャケットが匂わせすぎている。彼女が嘘をつく人物だということは確定してしまう。彼女が嘘をつき主導権を握って目的を果たすか、その逆のどちらしかないではないか。原題のままが良かったかもしれない。

正直言うと密室に閉じ込められた6人というところでSAWのような得体の知れない恐怖で震える物語を期待してしまったんです。完全に自分のせいであります。緊迫した世界観のはずなのに、軽ささえ感じてしまう。狙ってなのだろうか。カメ止めに近い雰囲気を感じた。

冒頭の女性の叫び声と、ハリーが奥さんを殺すあの動画が違和感だらけでそこから真面目に観れなくなってしまったのも要因の一つ。あんな…秘密裏に殺人犯の下から犯行現場を撮影する奴なんているかい?ドローンに気づくはず。殺したはずの人間の服には血のシミがなく、血だまりもなく、目線をズラさせただけで重要な殺す瞬間は一切見せていないし、後付けしたかのような淡い色の血飛沫。生存確認するのは彼女ではなく彼ら。全員生きてるだろうと思わず勘ぐってしまう。いや寧ろ、しかけた側はこれくらいやってもバレやしないだろうと言う自信さえあったのではと思えてきた。

弁護士である頭の良い彼女が疑問を持たないはずがない事が多々あり、気になって集中出来ず。面白かったはずなのに勘ぐりすぎました…。
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