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アラジンのピッコロのレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
3.0
一つも願いを叶えてくれないアラジン

アラジンは、ディズニーアニメで一番好きな映画だ。
なので、必ず文句が出てきてしまう。
素直に楽しむ事は出来ないと分かってたけど・・・。

まず、ジャファーが全然ジャファーじゃなくてガッカリだ!
予告の時点で、あんた誰ですか?だったけど、実際に見てみると酷すぎる。

なんで、斎藤洋介さんにオファーしなかったのかっ!
ここが、もう少しマトモだったら、多少は楽しめたと思う・・・。

イアーゴも、ただのオウムになっちゃったし。

ヴィランズでも、かなり魅力的なキャラなのに、良さが全然活かされていない。

これなら、出てこなかった方がマシだっ!

魔法の洞窟も手抜き。
これでは、ただの洞窟ではないかっ。
スカラベから生き物みたいな洞窟に変身するのが良いのであって、洞窟がそこに、ただあるのみ。ワクワク感が全然ない。

アラジンにいたっては、アブーをサルと呼ぶ。
はっ。アブーは相棒みたいな存在でしょ。
それを動物扱いするなんて・・・。
アニメでは、一度もサルなんて呼ばなかったぞ!

ジャスミンは、そこらへんにいる普通の王女様。
はっ。全然ムラムラしないんだけど。
でも、奇麗だから内緒で許しちゃう。
ただ、突然、歌を歌いだしたシーンは完全に心が無になった。

ジーニーも説教くさいキャラに変更。
色々言いたいことはあるけど、他のキャラに比べると一番マシ。
なにより、フレンド・ライク・ミーは実写版でも最高!

正直、ここがピークだったなぁ・・・。

絨毯くんとラジャーだけは、完璧でした!

アニメ版は、ネタの宝庫で遊び心満載。
例えば、コロコロ変わるジーニーの顔一つ一つに細かいネタがあるのに対して、実写版は遊び心が全然ない。
ただの普通の映画。なので、凄く退屈。

映画を見てる間、何度早く終わってと願った事かっ。

アニメを実写にする意味は、あのシーンやこのシーンが実写で観れるというワクワク感や喜びにあるのではないだろうか。
実写版、アニメにアレンジをいれつつも忠実に再現してたとは思うけど、自分が実写で見たかったシーンは一切再現してくれなかった。

特にクライマックスは、全然、アニメの良さが活かされてなくて、しょぼぼぼ~ん。あれが一番観たかったのに。あのデッカイあれが。

デッカくするのは、そっちじゃないよ!

願いを叶える方法も変なルールがついてたりと設定が変わってたり、全体的に凄く作りが雑な感じがした。

今年一番、しょんぼりりんな映画。


以下、アニメ版でもやったけど懲りずにジーニーに叶えてもらうお願い。

1. 一生、遊んで暮らせるようにしてほしい。
2. なんでも願いが叶う魔法の杖がほしい。 
3. ガッキーとお近づきになりたい。 
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