見てきましたよ!アラジン!
ラストがオリジナルと違うというネタだけ手に入れて、本当にネタバレを見ないようにして!!!行ったのにー!!
ものの開始3秒で違いに気付いてしまった。(笑)
アニメーションで繰り広げられていたあの世界観が3次元でキッチリ再現されているところ、すごく胸が熱くなりました。
そして今作で追加されたジャスミンのソロ曲。
さすがアランメンケン、元あった曲たちを邪魔することなく、アニメ版ではどうしても薄すぎたジャスミンの存在感、そしてジャスミンの本当の強さを表現してくれました。
ナオミスコットの演技も素晴らしい。
歌録りと演技はもちろん別じゃないですか。
歌のテンションと演技のテンションが差がありすぎて、覚めてしまうのがミュージカル映画あるあるだとおもうのですが
そのテンションを寸分狂わずぴったりに演じきっていました。
だからこそあの新曲「スピーチレス」が絶賛されることとなったのだと思います。
みんなが大絶賛してるので気になった点もいくつか
まず、キャラクターの心情の変化の速度感
特にアラジンの心の美しい少年から、権力や地位に取り憑かる→しかしジャスミンに本当のこと(王子ではなく、ただのアラジンであること)を打ち明けようとするまでの心変わりの早さ(笑)
アニメーションだったら許せたのかもしれない心情の変化の速度感が、3次元になることで違和感になったのかなぁ?と思います。
……尺かな(笑)?尺があと45分多ければこの違和感は解消されていたのかも。
金曜ロードショーでカット版を見てるような感覚でした。
ただ、3次元になることでキャラクターの細かな心情、感じ取り方などの人間らしさが強くなり、よりアラジンの世界を楽しめたな、と思います
そしてウィル・スミス!
ええもちろん素晴らしいんですよ彼
歌も何もかも!
きっとジーニーという役をここまでやりきれるのは後にも先にもウィル・スミスだけでしょう。
しかし脚本のせいなのか、ジーニーフューチャーが強すぎる……
いや、ジーニーフューチャーというか、ウィル・スミスをフューチャーしたいという気持ちなのかな……大人の事情なのかな……(笑)
しかし、この映画の主人公はアラジンであって、ジーニーではない!!!!
メナマスードの演技がほかのキャスト陣に比べてしまうと……て言うのは多少ありますが、そこそこいい演技を見せてくれました。
なのに「アラジン」と言うより「ジーニー」というか「ウィル・スミス」(笑)
まあそれだけ彼の演技が素晴らしかったんですが
脚本はもうちょっとなんとかなったよね??(笑)
原作のアラジン自体、アラジンとジーニーの関係性がメインなお話ですし、1番ディズニーの息吹を感じるマジカルなキャラクター、ジーニー。
間違いなく1番難しい役だったと思います
ウィル・スミス自身、ヒップホップなジーニーになると思うと言っていましたが
原作のジーニーを壊すことなく、ウィル・スミスが演じるジーニーとしては完璧なキャラクターを創ってくれました。
アラジンのVHSをすり切らせて三本目を買ってもらう程に幼少期見ていたアラジンファンとしては、不安と葛藤もあったんですが、一瞬で吹き飛びました。
ありがとうジーニー、ありがとうウィル・スミス。(笑)
原作はこのあと「ジャファーの逆襲」「アラジン完結編」と続きますが、
「アラジン」だけで終わらせるには素晴らしい展開だったと思います。
オリジナルとの違いを受け入れられる、原作をリスペクトしたラストでした
(でも1つ言うなら開始2秒で違いを察してしまうのはどうかと思うぜ)
今回はもちろん字幕版で見ましたが
吹き替えの山寺宏一さんジーニーがめちゃんこみたいので吹き替えもみたい(笑)
ジーニーと言ったら山ちゃん!
山寺宏一さんも、「自分にジーニーの話が来なかったらどうしよう」って思うほどにジーニーは大事なキャラクター、と語っていたので、だからこそめちゃめちゃ見たい(笑)