コソ泥だったアラジンが偶然出会った王女様と結婚するために魔法のランプの力借りたりしつつ頑張りながら、国の危機も救う話
ミュージカルパートのダンスや曲の良さとか、衣装の良さとか良いところは沢山あるんだけど、物語の部分はめちゃくちゃペラペラだったせいで納得はいかなかった。
アラジンの物語として一番大切なところって、出自じゃなくて偽らざる素の自分で世界や社会と接していくべきだ、というところだと思うんだけど、アラジンがそこの気付きを得るところをちゃんと描いていないから、なんか急に国が危機になったら嘘は良くなかったなみたいな思考になってるように見えた。
ジャスミンが、女性であることだけで受ける差別に負けずに叫び続けようとする曲のところが一番力が入っていたのは、とても良かった。ジャスミンの勉強してるパートとかをもっと丁寧に書いてくれたらさらに良かった。
全体的に結果をひたすら繋いでいくような感じに見えてしまって心には響かないけど、まさにディズニーランドのような楽しい映画だとは思った。