もっちゃん

アラジンのもっちゃんのレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
4.5
あー、、、やべ。
感動して泣いちまった。。

なんかこう、こみあげてくるものがあった。
ストーリーも知ってるし、なんならアニメ版みたことあるし、まさか今さら『アラジン』に泣かされるとは思わなかったなぁ。
ただ、こういうキレイな映画で泣ける自分が好きだったりもする笑

相変わらずミュージカルに弱い。
そして、わかってはいたけど「A Whole New World」の破壊力よ、、、


その他、良かった点をいくつか。

▼映像美
異国情緒あふれる街並み、市場の食べ物や人々の服飾の色鮮やかさは実写化ならではの魅力。
とにかくスクリーンに映し出される映像がキレイ
な映画だった。

▼欲望の恐ろしさ
無欲だからこそ魔法のランプを手に入れることができたアラジンが、だんだんと欲に溺れていき大切なものを見失ってしまう。
この「欲望」の描き方が怖くて好きだし、
そんな状態にあるアラジンに投げかけるジーニーのセリフが「真理」を捉えていて、これまた好きなセリフ。
映画観てる側はジーニー視点でアラジン何やってんだよってなりがちだと思うが、
たぶん実際はアラジンのように欲に溺れてしまうのが人間という生き物で、そういう"人間の愚かさ"をきちんと描いているのも良き。

▼女性社会へのメッセージ
・女性は国王になれない
・王女と結婚できるのは王子のみ
この女性軽視の設定は踏襲しつつ、
ジャスミンが女性軽視の世界に屈しないクレバーかつエネルギッシュな女性として描かれていた。
いかにも"現代版"という感じで、対女性軽視へのメッセージが強い。
現代社会で活躍しゆく女性の象徴として描かれたジャスミンが歌う"新曲"も実写リメイクの見どころのひとつ。
歌詞や曲調が『グレイテストショーマン』に出てきそうだなと思ってたら、同作の楽曲を担当した方が製作に携わってるとか。



あと、ジャーファーが山本KIDにしか見えなかった笑
もっちゃん

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