ノラネコの呑んで観るシネマ

ペット・セメタリーのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)
3.1
うーむ・・・「セーラ 少女のめざめ」はそこそこ面白かったから期待してたんだけどな。
89年のメアリー・ランバート版とは、蘇るのがゲイジじゃなくてエリーになってるのを含めて、ちょこちょこ変えてきているのだけど、それほど有効打にはなってないような。
この話の最大のポイントは、愛する者と恐怖の対象が一緒という点で、だから切ないんだけど、そこに至るまでが長いんだよな。
母のトラウマとか、大学生の幽霊が全然生きてない欠点もそのままだし、前振りだけで全体の2/3が終わっちゃう。
元々原作があんまり映画向きじゃない、という構造的な問題が大きいのだけど、結局今回もそれを解決できないまま終わっちゃった。
新たなオチは、狂気の愛からはかけ離れちゃったので、あれにするんだったら、もっとブラックジョークにしちゃった方が良かったんでは。
つまんなくはないけど、凡作だなあ。