ノラネコの呑んで観るシネマさんの映画レビュー・感想・評価

ノラネコの呑んで観るシネマ

ノラネコの呑んで観るシネマ

映画ブログ「ノラネコの呑んで観るシネマ」出張所。
http://noraneko22.blog29.fc2.com

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.6

素晴らしいじゃないか。
承認欲求に突き動かされた、コンプレックスの塊の様なヒュー・ジャックマンが、社会の底辺のそのまた裏側に生きる異形の者たちを集めたサーカスを立ち上げ、大衆に大人気に。
単にどんな個
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

4.3

十代で成長が止まり、数百年間時無き時を生きる古の種族イオルフの少女と、彼女が救った人間の赤ん坊。
数奇な運命に導かれる“母子”の、壮大な異世界クロニクルだ。
「あの花」の脚本家岡田麿里の監督デビュー作
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レオン(2018年製作の映画)

4.3

ナニコレむっちゃ面白いんですけどw
リュック・ベッソンのアレじゃない。
傲慢なセクハラ社長の竹中直人と、気弱な派遣社員のジヨンが「入れ替わってる〜?」になる。
原作漫画は未読だけど、リアリティライン
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サニー/32(2018年製作の映画)

4.0

なんじゃこりゃw
13年前に起こった小学生女子による同級生殺人事件で、犯人の少女を神格化した大人たちが、24歳になっていた彼女を拉致する。
奇妙なコミュニティは、いつしか彼女を中心にした新興宗教と化
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絵文字の国のジーン(2017年製作の映画)

2.8

それ自体が感情の擬人化である、絵文字に目を付けた着想は悪くない。
ようは「シュガーラッシュ」の絵文字版なのだけど、世界観に無理があり過ぎる。
一つの絵文字は一つの表情、ところが複数の表情を持つ主人公は
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.5

パワフルなテリングに、グイグイ引き込まれる。
いかにもヨルゴス・ランティモスらしい、ムーディかつ恐ろしいサイコホラー。
手術ミスで患者を殺した心臓外科医が、犯した罪の清算を求められる。
広角レンズの
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ライカ/LAIKA(2017年製作の映画)

2.9

モスクワを舞台にした、謎めいた日本人少女ライカと女優志望のロシア人少女ユーリャのラブストーリー。
何十年もスタイルが変わらない今関流女の子映画だが、LGBT弾圧を進めるプーチン政権に色々喧嘩売ってる。
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

4.3

80年代、退廃の都ワルシャワを舞台に、「人魚姫」を新解釈したミュージカル。
陸に上がった人魚姫はナイトクラブの歌姫として人気となり、バンドマンと恋をする。
基本的な流れはアンデルセンの原作と同じだが、
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ウイスキーと2人の花嫁(2016年製作の映画)

4.1

ゆるく面白かった。
第二次世界大戦中、スコットランド沖の離島にウィスキーの配給が届かなくなる。
主人公の郵便局長は2人の娘が結婚を控えているが、ウィスキー無しでは結婚式も開けない!
そんな時、NY向け
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犬猿(2017年製作の映画)

4.3

コレは大笑いした。
全編が兄弟・姉妹あるある。
気弱な弟と凶暴な兄、生真面目な姉と遊び人の妹。
全てが対照的で、お互いがお互いのコンプレックスになっている二組が、仕事やら恋愛やらで絡み合うのだから、次
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.6

2015年にフランスで起こった、列車内での銃撃テロを3人のアメリカ人青年が制圧した事件を、本人たちの出演で再現するという、半ドキュメンタリー的な企画性はとても面白い。
アバンギャルドで、とても90歳近
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

4.7

こりゃ凄え!
冒頭8分に及ぶPOVのワンシーンワンカット風アクションシークエンスに度肝を抜かれ、もうこれ以上は無いだろうと思わせておいて、存分に期待に応えてくれる。
バイクチェイスしながら日本刀で斬り
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

4.0

紛争下のバルカン半島。
水のトラブル110みたいな衛生NGOが、何者かに井戸に投げ込まれた死体を回収中、ロープが切れてしまう。
戦場では全てが品薄。
彼らが代わりのロープを手に入れようと奔走する、24
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

4.2

ある意味タイムリーなのか?
精巧な偽米ドル、スーパーノートの金型を奪った裏切り者を追って、北朝鮮の刑事が韓国へやってくる。
敵対関係国の共同捜査ものは、懐かしの「レッド・ブル」があるが、北はイケメンエ
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

4.4

これは予想外に良かった。
古い映画の中のプリンセスがスクリーンから抜け出して、映画監督を目指す若者と恋をする。
予告編だけ観ると「カイロの紫のバラ」のパチモンの様だけど、普遍的純愛物語を、溢れんばかり
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.5

これは味わいの深い良い作品。
母を亡くした少年ズッキーニ(この名前にも訳が)が施設に送られ、孤児たちとかけがえのない時間を過ごす。
この種の話にありがちな、子ども同士のイジメや悪い大人の話もあるにはあ
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THE PROMISE 君への誓い(2016年製作の映画)

4.3

第一次世界大戦中の、トルコによるアルメニア人虐殺をモチーフにした歴史ドラマ。
歴史的事実をベースに、アルメニア人の医学生、AP通信のアメリカ人記者、2人と三角関係になるパリ帰りのアルメニア人女性のメロ
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マンハント(2018年製作の映画)

3.4

これ、「君よ憤怒の河を渉れ」のリメイクなのね。
オープ二ングで原作のクレジット見るまで、全く知らなかった。
チャン・ハンユーが健さんで、福山雅治が原田芳雄の役。
アクションシーンは流石に魅せるし、鳩や
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

4.0

生まれたばかりの息子を殺したとして、半世紀もの間アイルランドの精神病院に入院させられている女性と、彼女の鑑定を依頼された精神科医。
彼女は自分は結婚していて、決して息子を殺してないと言い、一冊の聖書に
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.6

最初の予定から2年の延期を経て、ようやく公開。
NYに住むレズビアンの祖母スーザン・サランドン、ストレートの母ナオミ・ワッツ、トランスジェンダーの息子エル・ファニングの三世代の家族の物語。
最初は性別
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羊の木(2018年製作の映画)

4.0

社会実験の一環として、仮釈放中の6人の元殺人犯を、新たな市民として受け入れた過疎の街。
人は、人を信じきることが出来るのか、罪は許されるのか。
テーマ的には、李相日監督の傑作「怒り」を思わせるが、漫画
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不能犯(2018年製作の映画)

3.6

設定が「超能力者」と被ってるが、人間の中に希望を見出す沢尻エリカvs絶望を見出す松坂桃李という、非常に分かりやすい構図の娯楽映画で楽しめた。
まあ諸々突っ込みどころはあるけど、松坂桃李は人間というより
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.5

着地点がとにかくステキ。
奥手で頭の良い少女が、かなりクレイジーな獣医学校に入学し、一年先輩のお姉ちゃんの導きでカリバニズム衝動に目覚めてしまう。
ぶっ壊れてゆく姉妹の愛憎劇でもあり、映画を観慣れてる
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.7

期待に違わぬ面白さ。
ミズーリの片田舎で展開する、珠玉の人間ドラマだ。
娘を殺された母親が出した、警察批判の三枚のビルボードが小さな街に嵐を引き起こす。
軸となる3人、フランシス・マクドーマンド、サム
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ダークタワー(2017年製作の映画)

3.5

原作は途中までしか読んでないけど、遠大な話の中から一番分かりやすいところを抜き出して、ダイジェストで構成したという感じ。
これはこれでそれなりには楽しめるが、やっぱり色々表層的というか、世界観の魅力を
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.7

公民権運動の時代、デトロイト暴動の最中に発生し、容疑者とされた黒人青年たちを、デトロイト市警の白人警官たちが虐殺した“アルジェ・モーテル事件”をモチーフにした群像劇。
前半50分が暴動が広まるまで、中
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

4.2

面白かった。
一件の殺人事件をきっかけに、主人公の加賀恭一郎が自らの過去に隠されたミステリと向き合う。
本作だけでなく、今までのシリーズまで一気に決着させる大団円。
刑事ドラマとしても、家族を描く人間
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ザ・リング/リバース(2016年製作の映画)

2.9

サマラ(貞子)とビデオの存在と基本設定以外、もはや70%くらいはオリジナル。
と言うか、これもう呪いのビデオじゃなくてもよくね?
中途半端に元の設定が残ってるせいで、なんだかあちこち矛盾が生まれて、辻
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宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命編(2018年製作の映画)

4.3

相変わらず面白いぞ。
このままいけば「2199」同様の名作になるかも。
今回は旧作のデスラーの逆襲とテレザート上陸の部分なのだが、ここに来てオリジナルキャラを能動的に動かし、一気にアレンジを効かせて、
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ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

3.7

戦乱を逃れ、ハンガリーにやってきたシリア難民の少年が、警察に撃たれてなぜかフワリと空に浮く能力を得る。
医療事故で巨額の賠償を抱える医師は、少年の能力を利用して一攫千金の夢を見る。
タイトルは木星の第
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CINEMA FIGHTERS(2017年製作の映画)

3.3

6話オムニバス、ではなく独立した短編集。
括りは各話一応エグザイルの事務所の楽曲にインスパイアされていること。
最低限のクオリティは担保されてるが、それでも出来はピンキリ。
河瀬直美が山田孝之に高校生
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星くず兄弟の新たな伝説(2016年製作の映画)

3.2

公開当時に観たっきりのオリジナルのストーリーは殆ど覚えてないが、あからさまな低予算と開き直った様なハッチャケっぷりが逆に寒かった記憶が。
そして30年ぶりの続編も、だいたい同じ様な感想w
まるで8ミ
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

4.2

脱ホラー中のアレクサンドル・アジャは、前作の「ホーンズ」から作風も変わってきてる。
何度も事故に遭い9歳で9度死にかけ、遂に昏睡に陥ってしまった少年ルイ。
何が彼の身に起こったのか?昏睡専門医がルイの
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

4.4

主人公が認知症のサスペンスは、「手紙は覚えている」が記憶に新しい。
しかしこちらの主役は認知症の元殺人鬼だ。
ある時、彼の暮らす街で新たな連続殺人が起こり、ひょんなことから若い殺人鬼と出会ってしまう。
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.2

マジンガーZが繋ぐ愛。
アイディアはとても良いと思う。
長年連れ添った恋人が意識不明の重体となり、調べてみたら名前も経歴も全てデタラメ。
彼の愛すらも嘘だったのか?と割り切れない想いに突き動かされ、長
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操作された都市(2017年製作の映画)

4.1

こりゃ面白い。
さすがはソシャゲ廃人が社会問題になる韓国映画。
ゲームの中では義理堅いカリスマ“隊長”だが、現実世界では脛かじりのニート男が、突然身に覚えの無い殺人の濡れ衣を着せられる。
刑務所で散々
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