ノラネコの呑んで観るシネマさんの映画レビュー・感想・評価

ノラネコの呑んで観るシネマ

ノラネコの呑んで観るシネマ

映画ブログ「ノラネコの呑んで観るシネマ」出張所。
http://noraneko22.blog29.fc2.com

映画(1325)
ドラマ(0)

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.7

世の中の大抵の問題は、“リセット”と“ダクトテープ”でどうにかなる?
香港に聳える高さ1キロのハイテク超高層ビルが、オーナーの持つ“ある物”を狙う悪漢たちに襲われ大火災に。
要するに「タワーリング・
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リグレッション(2015年製作の映画)

3.6

エマ・ワトソン演じる娘が父親を性暴行で告発し、イーサン・ホークの刑事が捜査にあたる。
ところが父親は事件を起こした記憶が無いにも関わらず、なぜか罪を認め、事件は悪魔崇拝者の関与が疑われる。
タイトルは
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飢えたライオン(2017年製作の映画)

4.5

これは力作。
SNS上のデマを切っ掛けに、松林うらら演じる平凡な女子高生・杉本瞳の人生が、徹底的に消費し尽くされる物語。
かなり自虐的なラストに至るまで、相当に心が痛く、なおかつ心底ムカつく映画である
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.3

文壇アクション映画。
こりゃ面白い。月川翔絶好調だな。
タイトルロールの響は15歳の高校1年生にして天才小説家、しかしやたらと喧嘩っ早い。
世間の常識にとらわれない彼女自身は、物語を通して全く変化しな
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.8

凄まじい熱量に圧倒される。
1987年1月、ソウル大生拷問死事件の発生から、その全貌が暴露され、軍事政権が民主化宣言するまでの半年間の“革命”を描く群像劇。
事件を隠蔽し、民主化運動を抑え込もうとする
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西北西(2015年製作の映画)

4.4

これもコミュニケーションに関する物語。
レズビアンのケイは恋人のアイと問題を抱え、イラン人留学生のナイマは人付き合いが苦手で日本での将来に不安を感じている。
ケイとナイマが、次いでナイマとアイが出会っ
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.7

強烈。
おそらく、日本映画史上最も放送禁止用語を連発した作品。
こりゃ地上波放送不可だな。
コミュニケーションの断絶がもたらす、寓話的な悲喜劇。
安田顕演じる寒村に暮らす中年男が、フィリピンから若い妻
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

4.0

昨日からまるで二本の別の映画を観てきたかのように真逆の感想ツイートが流れてきていたが、なるほどコレはちゃんとプレデターシリーズの定石は打っているものの、シェーン・ブラックとフレッド・デッカー、この二人>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.5

函館を舞台にした一夏の青春ストーリー。
アパートにルームシェアして暮らす柄本佑と染谷将太、柄本佑のバイト仲間で恋人の石橋静河の三角関係。
何か特別なことが起こるわけでもなく、三人で面白おかしく夜通し遊
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累 かさね(2018年製作の映画)

4.5

いや〜コレは面白い!
演技の天才ながら顔に大きな傷を持ち、コンプレックスの塊の累(かさね)と、美貌を誇りながら役者として致命的な病気を抱え、スランプに落ちたニナ。
この二人がキスで12時間だけ顔が入れ
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こんぷれっくす×コンプレックス(2015年製作の映画)

4.6

最高だよw
下北で上映してた時は、間違えて休館日に行っちゃて観られず。
三年越しに遂に鑑賞叶った。
ワキ毛フェチの中学生の女の子と、ワキ毛がコンプレックスの同級生の男の子の、恋愛未満な関係を描くワキ毛
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ヒトラーと戦った22日間(2018年製作の映画)

4.4

なかなか面白い。
ナチスのソビボル絶滅収容所で囚人が反乱し、数百名が大脱走した事件を率いたユダヤ系ソ連軍人アレクサンドル・“サシャ”・ペチェルスキーの、蜂起までの22日間を描くロシア映画。
この人ミン
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

4.4

これはキュンと来る。
特にトレッキーにはたまらないだろう。
自閉症を抱えサンフランシスコの施設に暮らすウェンディが、大好きな「スター・トレック」の脚本コンテストのためオリジナル作品を執筆。
しかし郵送
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.5

愛した男が失踪し、数年後にその男とそっくりな別人と付き合うことになった女の物語。
ゼロ年代の最初の恋愛はごく短く、しかし強烈な印象を彼女に残す。
この恋愛で主人公は変質し、心の中の愛カタチが変わるんだ
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マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

3.8

S・S・ラージャマウリ監督の2009年の旧作。
卑劣漢の横恋慕で、400年前に死に別れた勇者様とお姫様が現代に転生。
だが卑劣漢もやっぱ転生してて、今度こそお姫様を奪い取ろうと頑張る。
現在パートと過
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.7

二人のおっさんの喧嘩から始まる裁判劇。
きっかけは些細なトラブルだが「謝れ!」「やだ!」の繰り返しから裁判に。
原告は極右政党を支持するキリスト教徒のレバノン市民、被告はパレスチナ難民。
小さな裁判は
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ダークレイン(2015年製作の映画)

4.2

ネットフリックス。
イサーク・エスバン監督の2015年度の作品。
ホラー映画然としたパッケージに騙されたが、これはとんでもない映画だ。
1968年10月2日未明、メキシコのとあるバスステーションが舞台
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

4.3

80年代の韓国から90年代の日本へ。
元の話が非常に良くできているから改変の許容量が大きく、リメイク版も十分に面白い。
ただし、永遠の友情というベースの部分は同じだけど、国と時代の違いが背景のベクトル
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君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

4.3

アニプレックス版。
時系列を大人時代から青春時代を俯瞰する形に大きく脚色していた実写版に対して、原作に忠実にアニメーション化。
こちらもとても丁寧に作られていて、なかなかの出来だ。
ノスタルジックに過
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.4

安定の面白さ。
主人公のサイズだけじゃなく、お話のスケールもちっちゃい。
前先はアントマンになったスコット・ラングと、娘との関係の再生の話だったが、今回は相方のホープの母親で、30年前に量子世界へ消え
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

4.2

クローネンバーグ風味のオゾン、ちょいブラックジャックも入ってる。
原因不明の腹痛に悩まされたヒロインは、紹介された精神分析医と恋仲に。
ところがある時、彼に双子の兄がいることを知る。
しかも同じ精神分
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

4.0

ヨシフ・スターリンが脳卒中で倒れてから、フルシチョフが権力の座に着くまでの10日間の物語。
旧ソ連の話なんだけど、監督は英国人で出演者もオルガ・キュリレンコ以外は殆どが英米人。
最近何かとロシアと揉め
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

4.5

遅ればせながら鑑賞したが、評判通り素晴らしい。
極度の吃音で他人と話すことが出来ない志乃ちゃんと、ミュージシャン志望で楽器も弾けるけど半端なく音痴な加代ちゃんの物語。
人が出来ることが自分だけ出来ない
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大人のためのグリム童話 手を失くした少女(2016年製作の映画)

4.7

これは凄い映画だ。
短編アニメーションで知られるセバスチャン・ローデンバックが、グリム童話の「手なし娘」をほぼ一人で長編アニメーション化した作品。
悪魔に誘惑された貧しい父親は、黄金と引き換えに娘を差
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センセイ君主(2018年製作の映画)

4.1

女子高生に囲まれて観たw
「キミスイ」の監督・主演コンビ作なんだけど、なんか色々振り幅が凄いわ。
たぶん言われないで観たら、ヒロイン同一人物だとも、同じ監督だとも思わない。
物語的には自己中な愛しか知
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.7

ギャグのおかしさはともかくとして、やたら冗長だった前作よりもテンポが良く、観易くなった。
話も基本的には真選組の内紛劇でシンプル。
その分狂言回しである主人公の影がやや薄くなったが、クライマックスの西
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ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間(2018年製作の映画)

3.8

スタジオポノックの短編アンソロジー。

第1話「カニーニとカニーノ」は米林宏昌監督。
小川に住む幼いカニの兄弟の王道冒険譚なんだけど、世界観がよく分からない。
冒頭に妖精的に擬人化されたトンボが登場す
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.7

原作未読。
予想していた内容とだいぶ違った。
てっきり自分のストーリーに事件を当てはめる木村拓哉と、あくまでも真実を追求する二宮和也が、異なる“正義”を巡って対立する話だと思っていたが、さにあらず。
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ALONE(英題)(2017年製作の映画)

3.9

カリコレ。
何年かに一本はある「朝起きたら世界から人が消えてました」系。
今回はフランス発で、移民社会が背景にあるのが特徴か。
例によって数人の少年少女たちが誰もいない街に取り残され、世界の謎を探るの
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CRESCENT 冷たい海の底(2017年製作の映画)

4.1

カリコレ。
荒涼とした海辺の別荘で起こる怪異譚。
夫を亡くした若い妻は、幼い息子と共に心を癒すために“クレッセント・ハウス”という別荘にやってくる。
しかし、二人きりの静かな日々に次第に奇妙な現象が起
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.2

面白かった。
前作までの主人公ダニー・オーシャンは死んだことになっていて、刑務所帰りの妹デビー・オーシャンが狙うのは、あのメットガラに登場する1億5千万ドルのカルティエ。
メンバーはなかなか個性的で、
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閃光少女(2017年製作の映画)

4.2

カリコレ。
中国の音楽学校を舞台にした、ポップな青春もの。
西洋音楽科に比べて冷遇されてる伝統音楽科のメガネっ娘が、自分をバカにした先輩を見返すために頑張る。
やってることは、殆ど邦画の少女漫画原作も
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アラーニェの虫籠(2018年製作の映画)

2.5

とある不気味な集合住宅を舞台に、人に寄生する奇妙な虫“心霊蟲”を巡る怪異譚。
実質一人で長編を作ったのは凄いと思うが、正直なところストーリー、テリング共に粗過ぎて全く面白くない。
ある種の夢オチと言う
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模倣霊(2017年製作の映画)

3.0

カリコレ。
5年前に幼い息子が失踪し、諦め切れないお母さんの前に、死者の声を模倣する怪異が。
本来韓国の伝説をモチーフに現代のフォークロアを構築したシンプルな話だと思うんだが、ディテールがごちゃごちゃ
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ミューズ(2017年製作の映画)

4.0

カリコレ。
これはなかなかユニークなスリラー。
付き合っていた教え子が自殺し、心に傷を抱えた大学教授が、奇妙な儀式と殺人の夢を繰り返し見る。
夢の女が実際に殺されたことから、これが予知夢だったと分かり
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.7

素晴らしい。
原作・脚本が「夜は短し歩けよ乙女」コンビなので期待してたが、見事な出来栄えだ。
小四にしておっぱいを研究する、自意識過剰なアオヤマくんの一夏の冒険と成長。
ある日突然街中に謎のペンギンた
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