パケほ

七つの会議のパケほのレビュー・感想・評価

七つの会議(2018年製作の映画)
3.8
内輪揉めの最高峰というか。
あの、会議の感じと上司からの責められ方が何かを思い出させるような。ノルマになるとどこもあんな様子なのかなと。
利益を上げるためにはなんでもする。でも、それは指示ではない。アドバイスとか素晴らしいね。
あの空間は気持ち悪くて仕方がない。

誰がどこに関わっているのか、誰が黒幕なのかハラハラさせられる。誰しもが共感できそうであり、抱えているであろう葛藤。あそこまで大きくなることは無いけど、見終わった後にスッキリする人も多いのかな。置き換えて、映画内で願望を叶えてもらうという点ではバッチリの映画かと。世界観も現実的。(カタルシス)

あの小さな原因からの発展。徐々に仕掛けられたものが解き明かされていく。顔芸かと思いきやそれまでも使う感じは練られているなと思った。
誰がどの立場なのか、最後まで目が離せない。どんな道具でも使えば、あっと言わせられる。
大きなトリックとは言えないかもやけど。

テンポは良い。スペシャルドラマ感はあるか。
ちょっと最後は引っ張りすぎたのと語りすぎた感はあったが。
全体的に面白かった。濃いのを気にしなければ。
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