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ハナレイ・ベイのsnowappleのレビュー・感想・評価

ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)
4.0
親子であってもお互い人間で、合わないこともある。人として好き、嫌いがあっても当然のことだろう。
それでも、親は子を愛している。たとえ何があったとしても親は子を愛している。
親も人間だから愛していることを上手く伝えられないこともある。
永遠に姿が見えなくなってしまったとき上手く伝えられなかった愛が、行き場を失い宙を彷徨う。
人は何故こんなにも見えないものに縛られてしまうのだろうか?
そして何故見えないものに期待してしまうのだろうか?
あの手形はきっと見ないことで何かを期待し見ることで区切りをつけるためのものだったのではないだろうか?
形あるものでしか区切りをつけられない人の心は切ないがそれもまた美しいと想う。
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