ハナレイ・ベイの作品情報・感想・評価・動画配信

ハナレイ・ベイ2018年製作の映画)

上映日:2018年10月19日

製作国:

上映時間:97分

3.4

あらすじ

「ハナレイ・ベイ」に投稿された感想・評価

サーフィンの事故で息子を亡くした女性が、毎年現場のハナレイベイを訪れる。気持ちがすれ違い続けた息子への思いを整理するために。

読んでないけど村上春樹原作だそうです。
やり切れない女性の心情描写がとても丁寧。吉田羊って素晴らしい女優ですね。
ひで

ひでの感想・評価

3.1

このレビューはネタバレを含みます

息子をシャークアタックで亡くし、命日が近付くと、亡くなった場所のハナレイベイを訪れ、偲んでいたところ、息子と同年代の男の子達から、片足が無いサーファーの話を聞き、幽霊になっても良いから会いたいと願う親子の物語。
静かだけど退屈じゃない。
昔読んだはずなのに、話はすっかり忘れてた。
吉田羊って村上春樹の世界に似合う。きれいだった。ハワイも。
ゆかり

ゆかりの感想・評価

3.0
人を丁寧に描いていた。

嫌いだけど、愛してる。
それは普通のこと。
気づかずに苦しむ、血の繋がり故。

ハワイの大自然と
ヒロインの猫背気味が
なんだか余計にグッときた。
thur

thurの感想・評価

3.8
自然に“側”というものがあれば救われたかもしれない。それがないから、なぜ死なねばならなかったのかが判らない。押し入れの奥に押し込めてしまった過去は月日の経つごとにその不在と強ばりを強めてゆく。海の波が砂浜を洗うように容易くは決して透いてくれない。遺された者が生きてゆくには。村上はそれをばかり幾度も、様々な形に換えて書き伝えている。そこにある不在を手のひらのうえにまず載せること。話はそれからなのではないか。
Gaku

Gakuの感想・評価

4.2
 先日に観た『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督、2021年公開)から、村上春樹作品を原作とした映画を追うために、この作品を手に取った。公開からそれほどに評価もされておらず、かつ映画化でその作品世界を再現するのが非常に難しい村上春樹の原作のために、期待せずに観たのだが、よくうまくあの短編の作品を肉付けし、リアリティのある、ある種の哀しみを表現したものだと感心せざるを得なかった。タイトルのように過小評価されている佳作の一つかと思う。
 近親者を含め、われわれは死者に囲まれて生きている。だが、その死者がたとえ血縁的に近しいものであっても、人間的に尊敬もできず、理解もできないものであったりする。たとえ愛してはいても、理解はできない。
 吉田羊の一見に無表情な美しくそして時に険しい顔立ちは、何か懸命にを耐えているかのように見える。それが息子を失った母親という役割を、非常に見事に果たし、死者たちの「不在の在」を意識する人間性をよく表していたように思う。
 また、映画にあるハワイのカウアイ島の自然の景色が非常に美しい。村上春樹の非現実感を、見事に映画の「現実」に落とし込めた素晴らしい作品。
ニコ

ニコの感想・評価

3.4
原作未読。
(村上春樹の小説は好みではない派)

私が見た村上春樹の映画の中では、一番理解できた。吉田羊の演技が良かったからだと思う。
吉田羊そのものから感じると言う内容なので難しい役どころだと思うが、よく体現されていた。

吉田羊が綺麗。二の腕も綺麗。
虹郎が惚れていくストーリーだと思った位。
故におばさん呼びに違和感は感じた。

無骨な映画を最後に一気に塗り替えてしまうのは
さすがだなと思った。
ましろ

ましろの感想・評価

3.6
村上春樹作の映画化としては一番良く出来ているのではないかなと思います。

ハワイの人々の暮らしや美しい景色、サーフィンの波の飛沫や陽射しの暖かさなど、映像だからこさの魅力も良く出ていました。

子を失った母として、本当の意味での気持ちの整理ができず、しかし表面上は乗り越えてしまった母の、何かが違うと言うようなモヤモヤとした悩みや葛藤。
それが、吉田羊さんの演技により鮮明に表現されていて、気持ちを感じ取りやすかったのも素敵でした。

個人的に春樹名言の一つであるとも思っている、好きな女の子とやる三つの秘訣は、映像で観てもクスッとしてしまい、作品にいい味を出してくれてるなと思いました。

話:4
演技:4
装飾:3
音楽:4
演出:3
kty

ktyの感想・評価

3.3
村上春樹が書いて吉田羊が演じる、言ってみれば、『岸壁の母ハワイ編』。
短編集『東京奇譚集』本棚から持ち出して確認。二番目の物語。

ハナレイベイの海岸線を歩く彼女に同化して、旅をしている空気感が心地よい。

自然の描写、例えば、海中からカメラのレンズを上に向けて、上昇し、波に揺れる海面から青空が表出する映像が印象に残りました。

場面に応じて、焦燥感を使い分ける吉田羊さんの演出が素晴らしい。

旅に行きたくなったら、また見たくなるかもしれません。
二度目の鑑賞。
なんだか映画って一度目より二度目のほうが楽しいこと多いですね。

吉田羊演じる母親サチが無言のシーンが多いのですが、その都度都度でこんなこと考えてるのかなぁと想像が膨らんで楽しかった。
性格もサバサバしていてクールな印象なので、ぶつけ所のない怒りとか悲しみの感情を露わにするシーンはグッとくるものがある。

日本人サーファー役の村上虹郎もいい味出してました。
冒頭と終盤で流れるIggyPopのザ・パッセンジャーも良い選曲ですね。この映画でこの曲を知ってよく聴いていました。

ラストシーンで振り返るサチがまたいいですね。きっと彼女にも見えたのでしょうね。
良い終わり方。
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