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ワイルド・スピード/スーパーコンボのmasakaのレビュー・感想・評価

3.7
人の内臓を溶かすウィルスを巡って、謎の組織とホブス&ショウ兄妹が肉弾戦を繰り広げます。


元イギリス特殊部隊のデッカード、元SASのオーウェン、現(?)MI6のハッティ...一体どうやったらこんな錚々たる子供に育つのか、マグダレーンさんの子育て理論が非常に気になるところですが、こうやって見ると、確かにオーウェンって兄妹の中では一番のボンクラ...いやいや。ハッティもデッカードお兄ちゃんは大好きみたいだけどオーウェンは会話にすら出てこなくてちょっと不憫。

ワイスピシリーズのスピンオフって事で、メインはホブスとデッカードの肉弾戦なんだけど、キチンとワイスピネタも仕込んであってファンとしては血湧き肉躍ります。
定番の「ファミリー」も、こちらは正真正銘、ホブス家ショウ家の家族の絆がテーマ。

正直、デッカードだけならともかく、シリーズが進むにつれて生身でアベンジャーズ に入れそうに進化したホブスまで相手にして、敵役がイドリス・エルバ1人って大丈夫か、と思ってましたが、成る程、そう来たか〜って感じの強敵っぷりで、アクションも迫力満点、まさしく「ブラック・スーパーマン」でした。(余談ですが、この「ブラック」って、黒人って意味と悪役って意味のダブルミーニングなんでしょうか?)

主役2人の噛み合わないコンビっぷりとか色々笑えるシーンもあるんですが、私的には『ホブスの自称親友』に全部持ってかれた気もしなくもない。名前もアレだけど、もうね、お前中身は確実にアレじゃねーか! 確かに破茶滅茶ぶりは近いものがあるし、監督も同じだけど、違うから!出る映画間違ってるし!と言いたくなる(笑)

相変わらず色々無茶で穴だらけの脚本ですが、蒸し暑い夏にぴったりのスカッとする頭使わない系映画です。
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