【少年と悩み。息も詰まる“近さ”】
どうしてこういう境遇の子が、学校が、行政が、社会が、親が、本人の責任がとか、そういう薄っぺらなポジショントークや憶測や批評や同情を吹っ飛ばす、目の前めいっぱいの圧倒的辛さ。
今しかない、これしかない、
若い胸を息もできないほどに占拠する苦痛の追体験。
これを観て尚、死ぬくらいなら逃げればいいのにという人はちょっと自分の想像力、共感力が人として大丈夫か疑った方がいい。
少しなんとなく「青い春」を思い出す。
とにかく怒鳴り声ばかりなのでしんどくて音めっちゃ小さくして観てた。
仲野太賀好きなので観てよかったけど、マジでしんどい。(終盤の迫真!一見の価値あり)
映像作品としての文化的価値は感じるけど、個人的な好みとしては怒鳴りすぎ、しつこすぎと感じる点は多々あったのでこんな感じのレートです。