Jimmy

ゼイ・ウォント・フォーゲットのJimmyのレビュー・感想・評価

2.7
アメリカ南部で女子学生が殺されて、犯人と眼をつけられた男達(学校の用務員の黒人、アメリカ北部からやって来た学校教師)が容疑者とされるのだが、南部の殺人事件がアメリカ国内での南北戦争みたいになっていく映画だった🎥

冒頭のパレード最中に、のし上がろうとする野心を見せる検事(クロード・レインズ)の姿を描いて、「こんな事件を解決すればトップになれる」という野心が見え見えになっていき、裁判でのクロード・レインズ熱演につながっていく。

それと並行して、「真相は?」と思って観ていると、「黒人用務員じゃない…」・「殺された女子学生が好きだった教師も疑われ…」・「北部からの教師への圧力が伝わった北部から敏腕弁護士がやって来て…」といった展開が描かれる。

序盤はとても面白かったのだが、如何せん結末が酷過ぎて、まとまりのない映画になってしまって、モヤモヤが残る作品だった😓

サスペンス映画は最後にスッキリするのが心地良いのだが、本作は後味の悪さが尾を引くような作品になってしまって惜しい(^^;

それでも、本作を観て良かったと思えるのは、本作がデビュー作のラナ・ターナーの可憐な姿を序盤で見られたこと😍w
教室で教師から話しかけられて喜ぶ女子学生メアリ・クレイを演じており、メアリも「あの先生はハンサム」と好みの様子。
デビュー作にしては、序盤のみだがセリフも多く、なかなか見事な存在感であった🙂✌️

個人的に、この映画イマイチだったが、ラナ・ターナーのデビュー記念映画なので少しだけ加点させていただく…🤣笑
Jimmy

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