このレビューはネタバレを含みます
蜷川実花監督の素晴らしい所ををふんだんに詰め込んだような作品。レストランの内装や個性豊かなキャラクターの衣装、料理が色鮮やかでとにかく綺麗。ボンベロ役の藤原竜也とオオバカナコ役の玉城ティナの関係性が好みすぎた。作品内でのスキンの純粋さから来る狂気が最高で、母親の呪縛から抜け出せない不憫さが可愛いくて可哀想。
○映画観賞後、原作朗読。
映画とは違い、原作のカナコはバツイチの元子持ち。肝が据わっていて言いたいことははっきり言えるサバサバとした性格が良かった。原作を読んでから映画を見てみるとグロテスクさと下品さが抑えられているようで、他のレビューを見てみても賛否両論だけど、個人的には原作は原作、映画は映画で楽しめるところがありどちらも面白いと感じた。
