Hana

Diner ダイナーのHanaのレビュー・感想・評価

Diner ダイナー(2019年製作の映画)
3.8
蜷川実花さんの創る世界観… そこに広がる異次元の空間は反則級に美しく、色たちが生き生きとしています。
まず、劇中に登場する料理の数々。ナイフの刺さったハンバーガーやスキンのスフレ、ピーマンのパスタやカラフルなデザート…。「ダイナー」というだけあって、料理のシーンは特別です。ストーリーやキャラクターから、人間と“食”との繋がりが独特の観点から描かれていて斬新でした。
そして、Shinichi Osawaさんの音楽。異国情緒溢れる楽曲が映画に華を添え、よりスタイリッシュな空間を作り出しています。

個人的にテンションが上がったのは、「真矢ミキさんが“スナイパー”」だったこと。
当時小学生だった私は、宝塚歌劇に強く憧れていて、真矢さんの花組公演はハゥトゥーサクシードから全て観劇したのですが、中でも「スナイパー」はサヨナラ公演ということもあって、思い出深いショーの1つです。今回のビジュアルや雰囲気が、もう。スナイパーを観ているようで…。(ご興味のある方は、是非ググってみてください!😂)

良い意味で、作り込まれすぎている。重たい荷物を軽い気持ちで持ってしまったような感覚。観ていて、少し疲れます。
でも、全く後悔はしないし、それが醍醐味だと思います。映画館で観ることができて、良かったです。
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