このレビューはネタバレを含みます
人殺しの映画を映画館で連チャンw
私はわりと駄目なシーンが多々ありでした。
目瞑ったり背けたり、ちょっとキツイシーンありだと個人的には思うので、監督のグロくないよという意見は鵜呑みにしちゃいけない気が…
ヘルタースケルター、さくらんと過去作も見てきたけれど個人的にダイナーが一番内容がないというか、派手な殺り合いを仲間内の俳優達にやらせたかっただけ？という感じがダダ漏れ…
原作を読まず知らずのまま見たけれど、それでも原作食っちゃってる感が否めず…
というか別物と考えて見たほうが良いのかなあとも思いました。
割と初っ端から死んでいくので、そんな彼らを目当てで観に来た人からしたらあっという間だし、うーんという気も…
それぞれがわりと主人公レベルでうたっているからそこは違うじゃんという結果。
というか、そもそも俳優観たさで引っ張ってる時点で映画としてどうなの？とも思っちゃうけども…
父をまんま出してしまってるところで、あーーーーってなっちゃった。
これは流石にやるべきことじゃないよなあと思ったんだけど。
平山夢明のダイナーってよりは、蜷川実花のダイナーって思って観るべきかも。
カナコが抱く世間への無感情みたいな映像も繰り返されてしまうのもうーんだし、監督本人が出ちゃうのも、父を出してしまうのと同じでなんだかな…(UFOキャッチャーもね)
あと、今まで以上に揺れがぐわんぐわん。
窪田くんと本郷くんがめちゃくちゃに良かった！！！！というのが第一かな。
せっかくキャラクター一人一人に強い個性があって気になる過去があるのならもう少し深掘りして見たかったな。
キャラクターの名前の文字も必要？
観たあとも自分の中では解決しない謎ばかり出てきて、うーんってなっちゃった。
あのメキシコもになみかさんが好きだから行って撮影したんじゃなくて…？
ちょっと無理やりすぎなラストな気が…
ところどころ出てくる壁も監督の家だし、
パンフレットもダイナーっていうより蜷川実花の好きなものを集めたって感じの表紙だし、、、うーん、、、
蜷川実花の写真を前から見てたからこんだけいろいろ書いたので、何も知らずぼろくそ言ってるわけではないのでそれはご了承下さい…
東信さんがお花で関わっているとエンドロールで知った。
うーん、これもせっかく東さんが関わってるなら勿体ないなあとしか…
東さんの出す独特の花の色味を消しちゃってる気がして。
全て夢みたいなんじゃなくて、伝えたいのは現実で生きていくための力強いメッセージを伝えたいのかななんて勝手に解釈したからこそ、もう少し現実っぽくなっていくように撮っても良かったのでは…？
なんか生半可なんだよなあ、生きることにも死ぬことにも。
こんなにぼろくそ書いてしまったが、前作と比べてめちゃくちゃに、うーーーんとなってしまったのでぼろぼろと…
他の監督が撮ったダイナーも見てみたいと思ったし、関わるのは写真の部分だけでも良かったのではとも私は思ってしまいました。
完璧なんて求めてはいないけど、もったいない！が多すぎたかな。
あと、なんか今まで以上にめちゃくちゃダークに撮ってて監督の年齢と心情の変化かなあなんて勝手に考えしまった。
写真よりも彩度のベクトルがハチャメチャな感じ…
映像だからそう見えるのか、わざとそうしたのかわからないけども。
何様だよって意見ばかりだけど、すみませんわりと前から作品を見てたからこそこんな感情です。
