かーとこーべん

記者たち~衝撃と畏怖の真実~のかーとこーべんのレビュー・感想・評価

4.1
2021年 9本目
真実を伝え続けた記者たちの実話の物語。
舞台は2003年のイラク戦争中。

米政府は何の証拠も無くイラクに核兵器があると断定してイラク侵攻を目論み、
NYタイムズやワシントンポストなど
大手メディアも政府の情報を
垂れ流しにしていた。
シドニーパウエルやバイデンが絡んでたのは意外だった。

しかしその中で2人の記者たちは政府に疑問を持ち真実を突き止め続けた。取材を重ねて分かったことはイラクには核兵器が無かったということ。つまり無駄な戦争だった。
戦争は軍需だしつまりは自分らの利益の為。

しかし彼らの報道も虚しく
イラク戦争は起こってしまい
沢山の若いアメリカ兵とイラク人の
命が奪われてしまった。

もし沢山のメディアが正しい報道をしていたらどうなっていただろうか?
沢山の命は救われたかもしれない。

メディアは多大な影響を持っている。
メディアの報道一つで
国民をコントロール出来る。
今の日本のメディアはどうだろうか。
テレビや新聞は偏向報道や都合が悪い情報は流さない。新型コロナの報道に置いても何かと数字を使って不安を煽らせている感じがする。それが本来のメディアなのか?

私は将来ジャーナリスト、メディア関係の仕事に就きたい。真実を伝え続けたいからだ。2人の記者たちのようにどんな圧力にも負けずに。
もう一度僕らはメディアの在り方について真剣に議論する必要があると思う。

この映画は記者視点で書かれていたから
記者の葛藤や苦悩が伝わってきて
さらに理解が深まった。

しかし私たちはこういった過ちを
繰り返さないように知る必要がある。
私もイラク戦争の背景はあまり知らないけど映画を見る上で勉強しようと思う。