バン

記者たち~衝撃と畏怖の真実~のバンのレビュー・感想・評価

3.5
ロブ・ライナー久しぶりな気がしたけど、健在でよかった。こういう題材では彼の演出はちょっと迫力に欠けるんだけど最近似た様な演出ばかりなので好ましく思えたし敢えてやり方を変えなかった所に彼のプライドを見た気がする。「バイス」と表裏一体の内容なので分かりやすかったけど、どちらも映画は映画でしかなく一面的な見方だということは常に留意しておかないといけないと思う。
どこまで本当かはともかく、愛国心と愛国主義を明確に分けているところとかジェニファー・ロペスのくだりとか鋭い台詞が効いていたと思う。
ちょっとパンチに欠ける邦題や適度にカタルシスを与えてくれる終わり方とか、いろいろロブ・ライナーっぽく感じられて嬉しかった。
ミラ・ジョボビッチの普通のおばさん役も良かったんじゃないかな。彼女もいつも同じ様な役じゃ退屈でしょ。

ニューヨークタイムズはしっかり謝罪したらしいけど、間違っても適当に誤魔化して終わりの日本の仲良し記者クラブマスコミも 以下省略。
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