小原ブラス

小さな恋のうたの小原ブラスのレビュー・感想・評価

小さな恋のうた(2019年製作の映画)
3.8
「恋」って英語でなんて言うんだっけ?
ラブ?ではないしライク...?
あ、そうだ!リトルラブ!小さな愛!
やっぱモンパチ最高!

てっきりMONGOL800の結成秘話映画かと思ったが、MONGOL800が存在しない世界線。歌詞から連想して作られた物語だった。

ベッタベタの青春映画だけど、沖縄米軍基地問題など社会問題もしっかり切り込んでいて、いい沖縄の使い方をしていた。
分かり合えない大人と子供、アメリカと日本、男と女。音楽だけは繋いでくれる。

正直最初は佐野勇斗の演技か臭すぎてみていられなかったけど、気づいたら慣れていたから不思議。それにしても森永悠希はどの映画でも出てたらホッとする愛せるキャラだなあ。

ラストのエンドロールで、米軍のお兄さんたちが私服で黄色い旗を持って地元小学生の通学をサポートしていたのが良かった。交通事故を起こしたのが米軍関係者だったかは分からないけど、あえてエンドロールでこのシーンを流した点に平和を感じた。子供の頃PTAの旗当番あったなあ。懐かしい。
小原ブラス

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