もみの木

オーケストラ・クラスのもみの木のレビュー・感想・評価

オーケストラ・クラス(2017年製作の映画)
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似たもの同士で意気投合しました、という感じで、ドラマ性があまりないように感じました。先生に喰ってかかる保護者も「音楽は素晴らしいものだ」という考えは共有しているように感じられ、ドラマ性を感じません。先生の偏屈さや、生徒が意のままにならないイライラ、生徒の先生への攻撃性をもう少し観客に伝わるようにしっかり描いてもらえればなお良かったです。とある事件のエピソードを削ってでも。バイオリンが上手な女子がいましたが、その子の背景が全く描かれないのも残念。あまり目立たなくても上手な女子って、集団の雰囲気を作るような気がしますが。バイオリンを試奏して全く音さえ出せなかった身からすると生徒全員うますぎです。皆才能あります。会食シーンは即興なのでしょうか。会食シーンでの子どもたちの会話はおかしくて良かったです。フランスの学校メインの話であれば「12か月の未来図」の方が自分は好みです。
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