えーしーぴー

CURED キュアードのえーしーぴーのネタバレレビュー・内容・結末

CURED キュアード(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビ映画っぽさは、最後にやってくる。
ゾンビになってしまった人が、治療薬によって人間に戻れた後の話。 記憶自体は残っていて、ゾンビになってしまったという事実もわかってる様子。 元ゾンビは、ゾンビに襲われない。これが重要。
主人公は元ゾンビで、親友を食い殺してしまった。 人間に戻った後、親友の妻と息子の元で家族のように暮らす。 しかし、以前と同じわけにはいかず。 元ゾンビということで、生活面で様々な差別を受ける。
それでも、親友の妻や息子の優しさを受け真面目に生きていこうとする。 だが、主人公をゾンビにした張本人であるハゲ(悪の根源)が主人公を惑わす。 ハゲ自身もゾンビになったことで、地位や名声、家族までも失っていた。 差別に我慢できないハゲは、徐々に反乱を起こしていく。
このハゲがなぜに主人公を仲間にしたかったのかはわからないけど、主人公が親友を殺したことを親友の妻に告げる。 そして、妻は激怒し主人公は家を追い出される。 やっぱりハゲを頼りにするかと思いきや、主人公は軍に連絡してハゲを売った。 だが、ハゲの野望は止まらない。
ハゲの目的は、もう一度ゾンビパニックを引き起こして、この差別的な世界を壊すことにあったのだ。 再び繰り返されるゾンビパニックの最中、親友の妻は息子を探すが避難を余儀なくされる。 主人公は、親友の妻の代わりに息子を探し出し、悪の根源であるハゲと対峙。 何とか切り抜け、親友の妻と息子を再開させることに成功した主人公。 喜びも束の間、隠れていたゾンビに息子はパックンチョされゾンビ化。
完全にゾンビ化する前に息子を殺そうとした親友の妻であったが、主人公が必ず治すと連れ去っていく。 その後、ゾンビは再び鎮圧され元の世界に戻り始めるが親友の妻は1人生きていき、主人公は未だゾンビ化の息子を抱え歩き続ける。
終わり。

元ゾンビはみんな辛い差別を受け、感染しなかった人間は常に怯えている。 様々な葛藤が上手に描かれていたと思う。 とりあえず、一度ゾンビになって治った人間はめちゃくちゃ強い笑
後日ネタバレを検索したら、親友じゃなくて兄でした笑