このレビューはネタバレを含みます
面白いのにな〜。
せっかく豪華な面々、鈴木亮平さんの演技も凄いのに気になるところがちょこちょこあって気持ちが乗ってこなかった。
神原妹の殺害現場から上林の指紋が出ているにも関わらず、決定的な証拠にならないって言われて日岡押しが弱いし、察し悪ない？
偽の尾谷組へのカチコミの時に日岡と上林雨の中対峙したけど、あんな街中で堂々とやり合うかな？
五十子の親父の復讐として一之瀬を手引きした日岡の首を取るだけでなく、尾谷組に返しをするのが狙いの上林にしては軽率な気がしてなんかうーんってなった。
あそこで長々やり合う意味がなさすぎると感じてしまった。
上林のバックボーンからくる狂気性が、ストーリーが進んで残虐な行為を重ねていくに連れて増幅されていく感がある。
そこはとてもいい！
薄々勘づいていた上原は事あるごとにチンタを試し、どこかのタイミングで消されるであろうことはわかっていてそれがどこになるのかなと思いつつ観ていた。
それが訪れたのは雨の日岡・上林対決の後で、その後チンタの家に日岡が向かっていき、報道陣が集まっているシーンがあったけど、その時に自分の想像ではうわうわ家族全員やられた？と思ってみていると、妹弟が泣いていて、その後に呆然とした真緒が映る。
そこで次の想像で真緒が薬を打たれて、生きてはいるがボロボロにされたのかと思うがそうでもなかった。
ここまでの上林の行動を見れば日岡と繋がりのあったチンタ家族を皆んな消して、日岡を絶望の淵に突き落とすような行動を起こしそうな気がしていただけに、それで済ませたんやというモヤモヤ感が残ってしまった。
自分の勝手な想像のせいやけども。
五十子の姐さん。
尾谷組襲撃直前になって上林を止めにきたのは広島仁正会会長の説得やと思うけど、現幹部達に対して牙を抜かれたと不満を抱いていて上林を3年待ったのにあんなすんなり寝返るかね。
ただ、あそこで上林が微塵の躊躇も無く撃ったのは上林らしくて良い。
公安からのスパイの瀬島さんの家、そこはずっと空室でしたよてどういうこと？
昨日出て行ったよとかならわかるけど、そんな「あれは幻でした。」みたいなことある？
ラスト…ん？
続編もう一作出るんかな？
楽しみは楽しみ！
