ストーリーの全てがパソコンの画面上で展開される異色映画
映画館じゃ無くてパソコンの画面で見たら面白そう!
「スマホを落としただけなのに」観た時に色々惜しすぎて"俺に監督させろや!!"って喚いていたけど
これは俺が監督しなくてもとても良かった
「場」とは
スイッチを入れるとたちまち因子が動き出す装置のこと
サッカーでいうとピッチに当たる
ピッチはただの空っぽの空間であるが
スイッチを入れればひとたび選手という因子がルールの基で様々な動きをしてエキサイティングな試合を創る
他には
小学校の頃に実験したごちゃごちゃの砂鉄の平面
磁場を与えると砂が整列されるイメージもこれに近い
スクリーンという白紙面に
ルールの基で無限の可能性を表現する
これが映画の極限であり醍醐味な気がする
こういうルールはシンプルなのに
出来上がった内容は多様な映画が大好き
映画は
フィールド(場)を与えて
そこに人間(因子)を放り込むだけでとても面白いものができる
小さい頃は虫カゴ(場)にバッタ(因子)を入れるだけで一日中眺めることができた
途中までメールの文面を書いて
送る前に考え直してやっぱり消す
カレンダーのスケジュールが延びる表現で
母の病気がだんだん悪くなっていくと認識させる
Excel等を駆使し細かく情報を整理することで
神経質な性格であることが窺える
パソコンの画面という一見単なるフィールドではあるが
アイデア次第で色んな感情が表現できる