よっぴ

search/サーチのよっぴのネタバレレビュー・内容・結末

search/サーチ(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

クソよかった。

・SNS
・全て画面上
・searchというタイトル
が気になって、軽い気持ちで見たがマジで良かった。開始5分で泣いた。ワロタ。

億男を先に見たいと思っていたんだが、彼氏と一緒に行こうと約束していたため、彼氏は気乗りしていないにもかかわらず、約束を反故にしてはならないと思い、この映画を選択した。
本当は億男が見たかった。
正直searchというタイトルすら知らなかったし、億男以外見る予定もなかったんだが、彼氏と小さい喧嘩をし、ムシャクシャしたため、映画でも見てやろうクソが!という気持ちで見た。
会社の割引使って事前予約だったら1,300円で見られるのに、ムシャクシャしていたため、普通に1,800円で見てしまった。
500円あればなんでも出来るじゃん、でもムシャクシャしてるからそれでもいいや。つまらん映画だったらクソキレるぞコラァ💪('ω'💪)と思いながら。
1,800円払って直ぐに見て良かったわ。まじで。


前置きが長くなりすぎたが、
久々に、シンプルに「え!めっちゃいい!」と思える映画だった。

括りで言うとミステリー?だが、
親子愛が大テーマになっており、サブでSNSの実情みたいな感じなので
ドキドキハラハラ&感動という、最高の組み合わせ。塩味とキャラメル味の2種類が楽しめるポップコーンのように最高の組み合わせ。

お母さんが死ぬってのはわりとメインに置けるぐらいの出来事なのにめちゃんこサブなのが良い。
そこから娘の事件に発展していくキーポイントではあるけど。

わたし単純人間だからこういう「誰が犯人だ」みたいな映画で全然人間の裏見られなくて
誰に容疑かけられても「えー!こいつかよー!」って毎回思ってしまう。そんな人にはおすすめ。
なぜなら「えーこいつかよー!」「いや違ったんかい」が何度か繰り返された挙句の「えーーーーーこいつかよーーーーー!!!」が来るから(伝われ)。

SNSを扱う作品はだいたいそうだけど、これもやはり便利さと承認欲求の両方を描いていて、考えさせられるところがありましたね。

親子愛については、結構リアリティがあって共感しやすいと思った。
主人公だけではなく、捜査員の女もまた親であり、子に対する愛は深いというところで
いろんな愛の形がありますな と思った。
一概には言えませんが、親の子に対する愛は強いですね。
単純な私は、『お母さん、いつも私を想ってくれてありがとう、、、』と思いながら、母に「今まで甘えててごめんなさい。お金振込みました。」とLINEしました。親の金はもう使わないようにしよう、と思いました。この映画のおかげです。

親子というものは、近いようで遠いし、遠いようで近い。
子どもと普通にコミュニケーション取れてるけど、いざ何かあったかも?と思った時に、親は子供の親しい友人を知ってるのか?連絡先は?

親子に限った話ではないが、いくら親しくても、話さなきゃわからないことがあるし、話せないこともある。だからこそコミュニケーションは大事。そしてそれがもしかしたら相手にとっては十分じゃないこともあるのだがら、「自分はコミュニケーション取ってるから、あいつのことわかってやれてるから大丈夫」と慢心しているのは良くない。何かあってからでは遅いのだから。
と、改めて強く思った。

失ってから後悔しないように、かっこいい!とかありがとう!とか嬉しい!とかそういう気持ちは、言葉にして相手に伝えよう。

わざわざ彼氏の勤務先に車で迎えになんていくもんか!彼氏のために筋肉疲労緩和のマッサージオイルなんて買ってやるもんか!と思ってたけど、
彼氏の好きなコーヒーを用意して、車のドアをあけて「お疲れ様」と言おう。帰ったら、疲れた脚をマッサージしてあげよう。ちゃんと好きだよって言おう。
失ってから後悔したくないもんね。



!!!!以下わりとネタバレ!!!!


警察の女(ヴィック)が主人公(デビッド・キム)と話してて声荒らげたとき、
警察の女の息子がドア開けて心配そうに様子見に来たシーンで
「息子、親思いだなあ。かつて息子は親に迷惑かけるような行いしてんのに、こういう時親のこと心配できるようないい子だったんだなあ。じーん、、、感動」
と思ったのに、あんな結末で

なんだよ 感動返せよばかやろう ただ当事者として気になってただけじゃねえかコノヤロウ

と、思いました。
よっぴ

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